きよちゃんの宝の山訪問
2022年4月30日
当店自慢のおむすび具材「ばっけ味噌」の作り手
佐藤清子さんを南三陸町に訪ねました!
手作りのお惣菜やスイーツを
「南三陸さんさん商店街」に出品している佐藤さん。
納品を終えた午前十時に待ち合わせて
まずは車で10分ほどの佐藤さんの田んぼに
ご案内いただきました。
田んぼは土に液肥を入れてならして
水を張ったところ。
田植えはまもなくです。
水を張った田んぼに無数の小さな凹みが?
田んぼ全体にまんべんなくあります。
清子さんによるとこれは
カエルを探し歩いたタヌキの足跡だそうです。
よく見ると田んぼの中に
カエルの卵がありました。
小さい釘のようなおたまもいます!
佐藤さんの田んぼは
上流に人家がないので生活排水が一切入らず
そのうえ環境に優しい液肥を使っており
生き物が元気に暮らせる環境のようです。
さてここでの目当てはタケノコ。
清子さんの夫、一四郎(かずしろう)さんが
田んぼ脇の竹林に入ってものの数分で
すばらしいタケノコを2本掘り出しました。
あっという間に大小7本。
...仙台のスーパーなら
1本600円はするかなぁ笑
さらに、田んぼ脇の日当たりの良い斜面には
わらびが元気に伸びていました!
はじめはなかなか見つからないのですが
目が慣れてくるとあっちにもこっちにも。
これもあっという間に
おかずに十分な量が採れました。
美しい山に囲まれた田んぼを後にして
再び佐藤さんの車についていきます。
次に向かったのは
細い道路脇の小さな沢。
清冽な流れの脇で元気いっぱい生えているのは...
なんと、クレソンです。
ひょいひょいっと沢を渡り
手際よくクレソンを摘む清子さん。
あっというまに素晴らしい
クレソンの花束ができました。
我々も負けじと摘みますが
スピードは清子さんの半分以下。
沢の斜面を指差して
「あれがこごみ。
もう大きくなりすぎちゃったけど」
シダのようなものが元気一杯開いています。
「大きくなっちゃってから気がつくのよね。
来年、頃合いのを採れるように
場所を覚えておくの(笑)」
こうして宝の地図が広がって行くんですね。
十分にクレソンを集めたら
再び車で細い山道を行きます。
あるカーブで車を脇に停めた清子さん。
ここは「たらの芽」ゾーンだそうです!
手頃な大きさで
手の届きそうなものを探します。
たらの木は背が高く、しかも棘だらけ。
たらの芽採りは格闘です。
棘が通らない皮の手袋をはめ
車に常備している長い鎌を...
「あっ。鎌忘れちゃった。
じゃあこれで!」と
代わりの傘を取り出しました。
これはと思ったものを狙います。
木の弾力に負けて、傘の柄が
吹っ飛ぶハプニングもありましたが(笑)
立派なたらの芽が採れました!
たらの芽は山菜の中でも特に美味しいので
みんな先を争って採るとのこと。
でも、採りかたを知らずに
やたらと摘んでしまうと
木が枯れてしまうそうです
(出した芽を全部摘まれたら
それは生きられませんよね...)。
「一つ目は摘んでもいいけど、
二つ目は摘まないこと。
これはもう一つ目を誰かが採った後だから
摘んじゃだめ」
なるほど...よく覚えておこう。
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このあと佐藤さんのお宅で
*こごみのゴママヨ和え
*たらの芽の酢味噌和え
*葉ワサビの醤油漬け
*カブときゅうりの浅漬けなど
どれもこれも絶品のおかずを
ごちそうになりました
(夢中になって食べてしまったので
写真がなくてごめんなさい...)。
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ご主人の一四郎さんのおすすめは
なんと清子さんの「クレープ」だそうです。
スイーツとは意外!
「子供や孫に作ってたのよね」という
このクレープ、おかず類と一緒に
「さんさん商店街」に出しているそうです。
本記事冒頭の「きよちゃんシール」が
清子さんの製品の目印です。
今度はぜひクレープも探してみよう...!
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(さんさん商店街への佐藤さんの出品は
原則 火・水を除く毎日 です)
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清子さん、一四郎さん、
どうもありがとうございました!
また宝の山に遊びに行かせてください。